自分が飼育しているレオパの性別を知りたくなるのは当然のことです。
特に繁殖を考えている人にとっては避けては通れない道でしょう。
しかし、爬虫類全般に言えることですが、性別を見分けるのってむずかしいですよね。
私自身、飼育してきた子たちの性別を判断するのにかなり苦戦したという過去があります。
お迎えした当初から分かっていればよいのですが、性別が分からないベビーから飼育している人も多いはずです。
今回は、毎年レオパの繁殖に成功している私が、レオパの性別を見分ける方法について紹介していきたいと思います。
レオパの性別を見分けるにはココを見る

前肛孔(ぜんこうこう)

私が最優先で見ているのはココ。への字とも呼ばれることが多いです。
オスは穴の開いたウロコがへの字に並んでいて、目立っています。
メスは穴が小さくへの字が目立ちません。
より詳しくポイントをまとめると、一つ一つのウロコと穴を見比べたとき、
オス : 1つのウロコに対して穴が大きい⇒ウロコ自体が他の部分のウロコとは違う色に見える⇒への字が目立つ
メス : 1つのウロコに対して穴が小さい⇒穴の点々は確認できてもウロコ自体は他の部分のウロコと同じ色
クロアカルサック

次に見るのはココ。
オスの場合は生殖器が2本収納されているので、2つに膨らみます。
しかし、オスに比べて小さくですが、メスの場合でも多少2つに膨らんで見える個体がいます。
慣れていない人だと悩んでしまうため、まずへの字を見た後に、参考程度でクロアカルサックを確認します。
レオパの性別 参考画像
オスの画像 4匹

メスの画像 5匹


レオパの性別が高確率でオスの場合

前肛孔を見たときに、穴の中に角栓のようなものが見えたらオスである確率がかなり高いです。
なぜなら、前肛孔から分泌物をだすのはオスの特徴だからです。
オスは前肛孔から分泌物を排出し、それを塗り付けることで自分の縄張りを主張しています。
ルーペや虫眼鏡をつかって分泌物が詰まっていないか確認してみることも1つの方法です。
まとめ
①前肛孔(への字)のウロコと他の部分のウロコを比べる
⇒穴の大きさ、色の違い、形状の違いによってへの字が目立っていないか
②クロアカルサックの形状を確認
⇒大きく2つに膨らんでいないか
③ 前肛孔 に分泌物が詰まっていないか
⇒詰まっていたらオスの確率が高い
皆さんが飼育しているレオパの性別判断に役立てたらうれしいです。
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