現在、人気爆発中のカエルの中でも特に万人受けするのがイエアメガエルでしょう。
見た目や動きの可愛さ、飼育のしやすさ、寿命の長さなど魅力が沢山詰まっています。
SNSや動画サイトでも見かける機会が増えてきました。
それに伴って、飼育してみたいと思っている人も多いでしょう。
今回は、イエアメガエルを50匹以上オタマジャクシから飼育してきた自分自身の経験から、飼育方法について紹介していきたいと思います。
用意したもの
・フタ付きプラケース×2
・ほうれん草 (クタクタになるまで茹でる)
・カルキ抜き剤 (水替え時)
・観賞魚用ネット (水替え時)
・鉢底ネット(上陸時の陸地)
・製氷皿 (エサを小分けして冷凍保存するため)
イエアメガエルのオタマジャクシ 飼育環境
環境水
・カルキ抜きをした水道水 (25℃~30℃)
・ 水の量は多いほど、水のニゴリは進みずらい
・毎日夕方以降に水替え
エサについて
・ ほうれん草をクタクタになるまで茹でたもの(つかむとすぐに崩れるくらい)のみ
・茹でた後のものは、ラップや製氷皿などに小分けして冷凍保存しておくとよい
・毎日朝にエサやり

前足が生えるまで
まずはオタマジャクシ孵化後~後ろ足のみが生えている状態までの飼育方法を紹介します。

前足が生えてきたら
前足が生えてきたら上陸するまであとわずかです。
1匹でも前足が生えてきた場合は、鉢底ネットを使って陸場を作ります。
上陸すると肺呼吸中心になり溺れてしまうので、水の量も少なくします。
また、壁を登るようになるのでしっかりとフタをします。
前足が生えてくるとエサ食いが段々とさがってきます。
上陸した個体からカエル中心の飼育ケージに移してあげます。
上陸して完全に尻尾が無くなるまでは、エサを食べずに過ごします。



オタマジャクシの水替え
水替えは1日1回、毎日夕方以降に行いました。
方法は、あらかじめもう1つのプラケースにカルキ抜き済みの水を用意しておき、そこに観賞用ネットを使ってオタマジャクシを移すだけです。
元のプラケースは、中の汚水は捨て、しっかりと洗浄し干します。
次の水替え時はこちらのプラケースに移します。


まとめ
今回はイエアメガエルのオタマジャクシの飼育方法について紹介しました。
前足が生える前と生えた後では、飼育環境が変わってくるので注意が必要です。
また、日に日に成長が進むので、1匹でも前足が生えてきたらすぐに環境を変え、
上陸した個体からすぐにカエル用の飼育環境に移していく必要があります。
孵化してすぐのオタマジャクシすべてが上陸するまでの期間は1ヵ月以内でした。
その間のエサはホウレン草のみで大丈夫でした。
イエアメガエルの飼育を考えている方は、オタマジャクシからお迎えして、成長を見守ることもおすすめできます。
現在、オタマジャクシは通販やオークションサイトでも購入可能で、カエルの状態よりも安価で手に入れることができる場合がほとんどです。
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