今回はニシアフの産卵後、その卵がハッチ(孵化)するまでの管理方法を紹介していきます。
産卵された卵を回収する
産卵場所に産み落とされた卵を発見した際は、そのまま回収するのではなく、卵の上部に印をつけます。
卵の上下の向きを変えてしまうのは好ましくないので、移動させる際は常に印が上を向くようにして扱います。
卵内の発生が進んで胚が形成されている場合、向きを変えてしまうと窒息してしまうからです。

孵化ケースと卵管理
孵化ケースの作成
孵化ケースはかなりコスパ重視で作成しています。
ケース自体は透明のカップやタッパーを使います。
カップやタッパーのフタに小さな穴を数か所空けていきます。
孵化ケースを重ねて管理していく場合は、フタではなく側面に穴を空けます。
孵化ケースには湿らせて固くしぼったバーミキュライトを敷きます。
卵はバーミキュライトの上にのせるか、乾燥や向きが変わってしまうことが怖い場合は、少しだけ埋め上部は見えるようにします。
埋めるといっても、少しかぶせてあげる感覚で決して固めてはいけません。

卵の温度と湿度管理
我が家では30~32℃の温室で管理しており、1か月半~2か月で孵化してきます。
ちなみに生まれてくる性別は♂4割、♀6割といった感じです。
温度を頻繁に変化させてしまうと孵化率が下がるので、できる限り一定の温度で管理します。
温度管理については、飲料品用の温冷庫を使ったこともあり、その時もしっかりハッチしてきました。
1週間ごとにケース内の床材を触ってみて、乾いているようなら卵にかからないように霧吹きなどで湿らせます。
有精卵 or 無精卵 キャンドリングチェック
キャンドリングチェックとは、暗い場所で卵に光をあて、中身を透かして見る方法です。
中身に血管が通っていたり、赤く〇が見えたら有精卵と思ってよいでしょう。
ただ、2~3日だと有精卵でもまだそこまで発生していないこともあるので、1週間ほどしてからチェックするとよいでしょう。
まとめ
今回はニシアフの卵管理について紹介してきました。
親の個体に比べて卵の管理については、かなり単純な作業となります。
しかし、温度と湿度の管理はしっかりと行い、卵がダメになってしまった場合は早く取り除きましょう。
2か月ほど経てば、可愛いベビーたちと対面できることでしょう!



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