【ニシアフリカトカゲモドキのクーリング】我が家の実例

ニシアフリカトカゲモドキ

ニシアフリカトカゲモドキの繁殖を目指すとき、クーリングは必要なのでしょうか?

クーリングって具体的にどんな手順でやるのでしょうか?

いざ本気でやろうとすると悩んじゃいますよね… ということで我が家でのクーリング方法をご紹介していきます!

はじめに 下準備

はじめに、今回は我が家での成功例として紹介しますが、

あくまでも1例だと思って参考程度に目を通していただければと思います。

クーリングはニシアフの繁殖を成功させるために多くのブリーダーが行っています。

しかし、同時にクーリングは生体にとって体調不良を起こす大きなリスクを持っています。

大前提として、しっかりと成長し成熟したペアを揃えましょう。

推奨されるペアの体格

 体重40g~

♀ 体重50g~

痩せている個体は控える

クーリングの時期、始めるタイミング

温度変化を人工的に管理できる環境であれば特にいつでもOKでしょう。

秋~冬もしくは冬~春といった気温が低下途中、もしくは低下した季節に始める人が多いです。我が家では毎年12月頃から始めます。

クーリング中のケージ内環境

床材についてはその年によって変わりますが、

大体は赤玉土、ペットシーツ、ヤシガラのいずれかを使用しています。

あとはシェルターと水入れを設置しています。

クーリング中は水入れ内の水替えは忘れずに行います。

ステップ1 餌やりをストップ 

いつもの餌やりを止め、フンをするのを待ちます。

(餌が消化されずに体内に残ったままのクーリング開始を避けるため)

最後の餌やり後、数日~1週間してからフンを出せば次のステップ!

ステップ2 温度を下げていく

温度の下げ方は飼育環境によって様々な方法があるでしょう。

我が家では10月頃から暖突とサーモスタットを使った温室管理のため、サーモスタットの設定温度を変えていきます。普段アダルト個体は30℃設定で管理しています。

下げ方としては

27℃に下げ3日間キープ  23℃を4日間キープ  20℃を1ケ月間キープ

という流れで行っています。

ステップ3 温度を上げていく

23℃に上げ3日間キープ  27℃を4日間キープ  30℃管理クーリング完了

元の環境温度に戻して餌を食べる個体から餌を与えていきます。

以上、クーリング期間は約1ケ月+2週間ほどで終わらせています。

野生でのクーリングはどんな感じ?

野生のニシアフが暮らしている地域の気候は主に熱帯のサバナ気候といい、

この気候の季節はの2つ、言い換えると雨季乾季の2つあります。

夏は雨が多く降る雨季となり、冬は雨が降らない乾季となります。

夏と冬といっても気温の差は少ないとのこと。

ニシアフの暮らしている地域の多くでは、冬寒くても23℃~25℃程までしか下がらないところが多いようです。

つまり、野生ニシアフは

夏、雨が多季節に活発に行動し、たくさん食べ栄養をたくわえる!

冬、乾燥する季節に絶食し、クーリング状態となる!

野生での暮らしを参考にすると最低温度が23℃~25℃でもクーリング効果があるということですね。

気温の変化に加え湿度の変化もクーリング効果に関係しているのでしょうか??

まとめ

今回は我が家のニシアフのクーリング方法を紹介してきました。

あくまでも1例として参考にしていただけたらと思います!

野生のニシアフの暮らしに比べて、我が家のクーリング温度が低いことがわかりましたね…

繁殖目的、発情を促すためなのでしっかりと冷やした方がいいと割り切るのか…

もしかすると、もう少し温度を上げ、より安全にクーリングさせることができるかもしれませんね!

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